事件・事故

イスラム国(IS)の生物兵器テロ?今回未遂の炭疽菌は日本で危険?

更新日:

出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/

 

イラクのシリアを拠点に、非人道的なテロ活動を続けているイスラム国(IS)ですが、4月29日にケニアで炭疽菌(たんそきん)を使った攻撃を計画していたとして、イスラム国の関連組織のメンバーとされる医学生関係者3人が逮捕されました。

 

今回未遂に終りましたが、過去にはアメリカなどテロに使用されたことがある炭疽菌。

 

炭疽菌が使われた過去の事件や炭疽症の症状について触れていこうと思います。

 

 

パニックを引き起こしたアメリカ炭疽菌事件

 

 

2001年に起きたアメリカ同時多発テロの一週間後の9月17日と10月09日に、アメリカのテレビ局と上院議員事務所に炭疽菌を封入された手紙が配達され、5人の方が犠牲になりました。

 

08年に犯人と見られていた生物医学研究所の科学者イビンズが、大量の薬物を摂取し命を絶ったことで事件は終息しましたが、多くの謎と憶測を生んだ事件でありました。

 

日本でも摸倣犯が出現し、JR線の電車内で白い粉入り封筒が見つかったことによりダイヤが乱れたり、また、金銭を要求する恐喝や、単なる嫌がらせなどでも炭疽菌事件を模した事件が頻発しました。

 

また、実害はなかったものの、あのサリン事件を引き起こした「オウム真理教」も、東京都江東区の亀戸で炭疽菌を散布したことがあり、近隣住民が異臭騒ぎのトラブルに巻き込まれるといった事件もありました。

 

炭疽菌が引き起こす人体への影響

 

 

では、炭疽菌が人体にどんな影響を及ぼすのか見ていきましょう。

 

まず、皮膚の傷口から感染してしまう皮膚炭疽症

感染箇所が黒い炭のようになってしまうのが特徴。適切の治療を受ければ命を落とす可能性はほぼありませんが、放置してしまった場合は10%~20%の確率で亡くなる可能性があるそうです。

 

次に炭疽菌に汚染された食品などを口にすることで発症する腸炭疽症

 

症状としては高熱や腹痛、嘔吐などがあり、適切の治療がなければ亡くなる可能性は最悪で50%にまで跳ね上がります。

 

 

最後に、炭疽菌を直接吸引し肺にまで到達してしまった場合に発症する肺炭疽症

 

激しい咳、高熱や呼吸困難を引き起こし、適切な治療を受けなかった場合の亡くなる可能性は90%以上になるとも言われています。

 

炭疽症の治療方についてですが、現在ワクチンが開発されています。

 

炭疽菌の特性上、ヒトからヒトへと伝染する二次感染の恐れはないため、早急にワクチンの摂取をおこなえば、治癒することができる病気となっています。

 

 

しかし完全に安全とはいえないのが現状

 

 

ワクチンが開発されていると述べましたが、実際の効き目等に問題点がある点もあり、現在進行形で改良が進められているのが現状です。

 

また、このワクチンの開発がアメリカの1社でしかおこなわれていないという点も、供給量についての不安が残ります。

 

さらに、日本ではこのワクチンの接種が認められおらず、販売もされていません

 

副作用が強い上に、複数回の接種が必要になるため、日本はもちろん、本国のアメリカでも緊急の場合を除いてはこのワクチンの接種を推奨していないのです。

 

今回は未遂で終わりましたが、これまでもイスラム国はペスト菌などの生物兵器をつかったテロを計画しているという話がありました。

 

生物兵器の開発のため、医学生を積極的にイスラム国へ勧誘しているみたいですね。実際今回の未遂事件も医学生が捕まっていますし。

 

培養、繁殖が比較的しやすいといわれている炭疽菌。

 

さらにこのワクチンに対しても不十分な点が多いので、今後もテロなどで利用されることがあるかもしれません。

 

日本でもイスラム国の活動に参加しようとしていた学生が摘発されたことも話題になりました。

 

イスラム国の触手が日本に伸びていることを考えると、決して今回の未遂事件ですら他人事のように思えません。



-事件・事故

Copyright© 9と3/4番線 , 2017 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.